自分史コラム

2024.06.25

親御さんへ、自分史づくりのおすすめ

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。


 親御さんへ、自分史づくりのおすすめ

workfor ワークフォー が考える自分史づくりサポートとは
自分史とは、
社会的に顕著な業績を残されて、高い評価を受けた著名な方が書き残すもの、
あるいは、他者(自分史活用アドバイザーなど)が聞き書きや取材などにより、
そうした方の足跡を取材して文章にまとめて、立派な書籍にするお手伝いをして、
広く読んでいただけるようにするもの、という考えもあるかと思います。

が、それだけではありません。

そういう事例は、多くの方が参考にしたい、知りたい、読んでみたい、と
強く望まれて、周囲の方々に与える影響も大きい場合が多いでしょうし、
意義あるものであり、今後も必要とされて、なくなるものではないとは思いますが。


拙い未熟な身で誠に申し上げにくいことですが、
workfor ワークフォー の関与したい自分史づくりは、少し違いまして。

そうした従来の分野では、すでに高いスキルを発揮されてサポートなさっている、
実績・経験ともに豊富な、優れた方は他に大勢おられることと思いますので、
そうした分野は、そうした方たちにお任せできれば、と思っております。


workfor ワークフォー としては、
いわば、社会的に顕著な業績を残されたという点では、少し違っていたとしても、

一庶民として懸命に生きてこられた人々を対象に、

その人のかけがえのない足跡を、

世界でたった一つ、その人にしか書けない自分史、としての自分史づくりを、

サポートさせていただければ、と思っております。


自分史とは、自分の歴史を表現したもの、作り方や表現方法は自由です。


自分史活用アドバイザーとして、

諸事情から、やむを得ず、著者の方への聞き書きや取材によって、
一部補筆させていただくことや、

読者(読み手)を誤解・混乱させることがないよう、

著者(書き手)の意図やお気持ちが過不足なく伝わるよう、

著者の書かれた元原稿の文書をある程度、

整えさせていただくサポートはさせていただくとしても、

それらの行為はできるだけ少ないように努めたいと思っています。


書き手の、その人自身の持つ個性、味わいが匂い立つような、

その人独自のお言葉(体の中から出てくるお言葉、
その人にしかない辞書=その人特有のデータベース(語彙(ごい))を使って、

ご自身で書いた自分史をつくってこそ、


自分史づくりの作成のプロセスにも、

さまざまな表現方法での成果物にも、大きな意義があるのではないか


と考えているからです。
親御さんへ、自分史づくりのおすすめ
さて、現役世代として、現在、40歳~60歳代の当メルマガ読者の方は、
どのような日常をお過ごしでしょうか。

ご家族をお持ちの方は、ご自身のご家庭のことや地域のこと、お仕事のことなど、
多岐にわたって関わられて、いつしか現役世代の要にあたる年代となられて、
毎日本当にお忙しくお過ごしではないでしょうか。


また、ご家族をお持ちでないとしても、
同様に現役世代として、ご多忙のことと存じます。

加えて、今度は、
ご自身がお子様としてのお立場として考えられた場合、

年々、年齢を重ねて変化されていく親御さんのことで、

何かと気をつけて見守ったり、日々の小さなSOSを受けとめて対処なさったり、
病院の通院に付き添ったり、

また、介護や看護という状況となられて、
日夜お世話をなさる、ハードな現実を過ごしている方もおられるか、
と思います。

ご自身の貴重な時間とエネルギーをかけて対応なさって、ご心配なことも多く、
本当に、毎日お疲れ様です。

あんなにしっかりしていた親御さんが、
いつしか、忘れることが増えて、忘れ物や失くし物が増えて、
いろいろな失敗というか、日常生活でご不便を感じられて、お困りのことが増えていかれる。
笑顔が少なくなって、後ろ向きのお言葉が増えて、以前のようなお元気がなくなっていく。

そこに、

自分史づくり、は、何か少しでもお役に立てることはできませんか、と最近、特に思います。


私事ながら、カンレキを過ぎた当方も、他人事ではありません。
今後迎える自身の老いの兆候が少しずつ、現実のものとして表れてくる年代です。
また、私の両親と夫の両親、四人の親のうち、双方の父親は病を得て、すでに故人となって、
それぞれ、年数がたっていますが、二人の母親は高齢となりましたが、まだ健在です。

ただ、二人の母親とも、最近は、まるで日替わりで、体調面での不自由なことが、
思いがけない形で起きています。足腰に歯に耳に目に、また他にも、と。

そうした、目の前の親の老いの急激な進行、思わぬ変化を見て、
こうも時間は残酷に過ぎていくのか、と驚いたり、ショックだったり。

でも、そうはいっても、子どもの自分たちが具体的にサポートに動くしかなくて、
悲しんでいる間はなく、待ったなし、で、現実的に動いて対応せざるを得ない。

記憶力、注意力、集中力、判断力、という点で、
赤ちゃんや幼い子どもの成長とは違い、逆に時間は進みませんので、
これから若返って快方に向かう、事態は明るい方向に改善する、ということは
考えられない、少し辛い伴走、サポートとなりますが。

そんな中で、

少しでも、親御さんの老いの進行をゆるやかにしてくれるようなもの、

時には、明るい笑顔になってもらえるようなもの、

時には生き生きとした気持ち、晴れ晴れとした気持ちになってもらえるようなもの、
はないでしょうか。


〇 生きる力を見つけるための自分史
〇 生きる力を引き出すための自分史


他にも、生きる力を見つけるためのもの、生きる力を引き出すためのものは、
人それぞれにおありだとは思いますが、そうした場合の選択肢の一つとして、
「そうだ、父親や母親に自分史づくりをすすめてみようか」と、
一度お考えいただくことは、いかがでしょうか。


どなた様も、いきなり、高齢者になられるわけではありません。

無垢な赤ちゃんとして生を受けて、少年や少女の時代を経て、
青年や乙女としてまぶしいような青春を過ごし、
現役世代として張り切って動かれた壮年期を経て、現在があるわけです。

どうぞ、お心に浮かぶままに、これまでの足跡をたどっていただき、
「自分も一生懸命生きてきたんだな」と、胸を張って振り返っていただき

そして、今とこれからを、
少しでも、また明るく前向きな気持ちで生きていただくために

もし、よろしければ、親御さんに自分史づくりをおすすめくださいませんか、
と申し上げたいです。


そして、重ねて、もし、よろしければ、
workfor ワークフォー 自分史テキスト
(いわばガイドブックと、体験談、1セット(計2冊))
をご活用いただければ、と思っています。

ガイドブックは、ワークシートに自由に記入していただくものです。
一番に思いつく単語、一番に思い浮かぶ映像を、単語だけでよろしいから、
一般的な時系列に人生に起きるであろう、
テキストの15の質問ワークシート(書き込み式)の、気になったところから、
まずは、それぞれの見開き左ページの小見出しの質問項目に沿って、
思いつくままに、書き込んでみることができます。
(時系列(じけいれつ)とは、時間軸通りの配列、という意味です。
(例:過去→現在→未来))


もし、書くことがご不自由となられている親御さんなら、
お楽なタイミングで、少し静かに会話できる時間と場所を確保なさって、
お子様が、聞き手となって、ワークシートの質問項目に沿って、
「あのころは、どうだったのかな」と親御さんに聞いてさしあげて、お話を引き出して、
単語だけでもよろしいので、代わりに書きとめて記入してあげられてはいかがでしょうか

実際に、そのようにして、
workfor ワークフォー 自分史テキストを使い、
親子様の対話から、お子様が書きとめて、
ほぼ全ページに手書きで書き込んでくださり、自分史書籍作成の元原稿とさせていただいた、
というお客様もおられました。

親子で初めてじっくりと対話できた、とても貴重で素敵な時間でした、と
言っていただきました。そのように活用いただいて、心より感謝しています。


そして、最初は単語だけでも(一番に思いつく単語、一番に思い浮かぶ映像
そこから、どんどん、記憶の糸がつながって、そういえば、あんなこともあった、と、
さまざまなことが鮮明に思い出されてくるのではないかと思いますので、
それらを、短い文でよろしいので、気軽に下書き
ワークシートの右ページの白紙部分に自由に書き出してみてはいかがでしょうか。

漢字が浮かばなくても、ひらがなでもカタカナでも大丈夫です。
記憶があいまいなところは、気にせず(ここは、後で調べる、と書いて、空けておいて)、
先にどんどん進んでいきましょう。

親御さんの呼吸、熱、勢いが途切れないように。

名文、美文を残そう、などと、思われなくてもよろしいのではないでしょうか。
そういうことは、あまり気にしない。

親御さんにしか書けない、表現できない、
親御さんだけの自分史、そこに大きな意味と価値があるのだと、

workfor ワークフォー は思っています。
(これまで、実際にお客様の自分史づくりをお手伝いして、実感しています。)
お子様ができること
日常生活で、親子として近しい関係だと、照れくささもあったり、
それまでの長年の関係性がなかなか変えられなくて、
改めてじっくりと話すこと・聞くことが難しかったり、
スムーズに会話が弾まなかったり、
お互い素直になれないようなところは、ありますよね。

親子だからこそ、かえって、難しい。

そういうときには、
他者である、自分史活用アドバイザーを間に入れてくださってよろしいので、
うまく活用していただきながら、親御さんに、自分史づくりをおすすめして、
少しでも明るく元気に過ごしていただける時間が増えるように、
新しい一歩を踏み出してみませんか。

体力面、知的な面、予算面、お子様としてご不安も点もおありかと思います。
そこは、しっかりご主張いただき、
お子様と親御さん、両者のご意向、お気持ちを十分理解して
妥協点を見つけるお手伝いをして、
関わる人が皆、笑顔で無理なく、
親御さんの自分史づくりがスムーズに楽しく進められるよう、適切に対応することは、
自分史活用アドバイザーとしてのあるべき姿、役割かな、と思っています。

よろしければ、お楽な折に、
ワークフォー サイトから、下記3点の関連ページをご覧いただき、
一度、ご検討いただければ幸いです。


どなたも、与えられた時間は有限です。


あなたが懸命に生きて来られた足跡を振り返ってみませんか。

お子様たち。次世代の人たちに、語り、伝え残してみられてはいかがでしょうか。


・workfor ワークフォー「無料電話相談」(無料)    

・workfor ワークフォー 「自分史テキスト」(有料) 

・workfor ワークフォー「青いとき」(有料) 
 (親御さんの、幼いころだけを切り取った、ミニ自分史リーフレット)


「わたし」の自分史から、「家族」の自分史、「みんな」の自分史、
 「地域」の自分史へ。


今まで祖父母や親や近所の先輩たちから聞いてきた、知っている、という、
ご自身が長年お住まいになっている、地元地域の歴史を、
お仲間と共に、改めて調べたり、確認したりして、まとめて、

成果物として残し、次世代の人たちに伝えたいという、
素晴らしい取り組みをなさっている方は、各地域に実際におられます。


頭が下がります。

まずは、ご自身の自分史を書かれて、家族の自分史も書かれて、

その後、いずれは、そうした方たちの中から、

「みんな」の自分史、「地域」の自分史へ、と進めていかれる。
そうした広がりもご検討いただき、実践いただければと、願っています。



親御さんへ、自分史づくりのおすすめ、一度ご検討いただければ幸いです。


以上、皆さんは、いかがお感じでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ーーー

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2024.04.17

自分史づくり、あなたにしかない辞書

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。


 自分史づくり、あなたにしかない辞書とは

過不足なく表現できて、伝わりやすい

あなたにしかない辞書、とは、
あなただけが頭の中に持っている、固有のデータベース、すなわち、語彙(ごい)=ボキャブラリー、単語や言い回しの集まり
と、workfor ワークフォー は解釈しています。
データベースとは、本来、コンピューターで関連する大量の資料を収集・保存・検索するのに便利なように整理した情報のファイル、のことを意味します。

この、あなたにしかない辞書が豊富で充実していればいるほど、あなたが自分史づくりで表現したい出来事の描写(時代背景、匂いや音なども含まれる)や、その時の喜怒哀楽の心情や、そう単純には割り切れない、微妙な表現が求められるような複雑な感情などが、
的確に過不足なく、細やかに表現できて、読み手にもストレートに鮮やかに伝わりやすい
ということはあると思っています。

一方、この、あなたにしかない辞書の中身(語彙数)が、残念ながら、あまり豊富ではなく、充実していない場合、いわば複雑で、単純にはとらえられないような感情などを、どう表したらよいのだろう、と自分史づくりの際などに、表現に苦労するということは、どうしても起きてしまうのでは、と思っています。いくら(頭の中で)探しても使えるものが見当たらない、という感じでしょうか。

語彙を増やす努力

だから、日常的に、語彙を増やす努力は必要だと思っています。
本や雑誌を読んだり、辞書を調べたり、新聞や雑誌、テレビやラジオの放送、ネット記事、人から聞いた話などで知った、新しい言葉や、これは、と思える表現方法などを、「あっ、これは、よいことを言っているな、とてもよく伝わるな」とか、「その通りだな、こういう気持ちを表すときは。こんな単語を使えばよいな」とか、感銘を受けたら、すぐ紙にメモしたり、スマホに入力したりして、できるだけ、収集・整理して、いつでも検索できるようにしておくとよろしいかと思います。

自分の感じた気持ちなどを、
より的確に、より過不足なく表現できて、他者(読み手)に伝わりやすくなり、本人としても、自身の気持ちや考えを再確認できて、気持ちもスッキリするはずです。
語彙が豊富な場合と、そうでない場合とでは、表現の選択肢の多さ、深さという点で、どうしても、差はできてしまいますね。

ただ、いくら考えを巡らしても、あのときの自身の気持ちやモヤモヤしたものを、適切に言語化できず、客観的に把握できないまま、宿題になっている、ということは、私も含めて、どなたにもあると思います。そういう場合は、時間をかけて、ご自身の辞書をより充実したものにしていけば、また、年齢を重ねて経験を積んでいけば、いずれ、適切に言語化できて、客観的に把握できるようになる日がくるかもしれません。

それでも、宿題のまま、ずっと持ち越して、よくわからないまま、ということはあるでしょうね。また、生きていく上で、あまりにも過酷で深刻な事態、言葉が出てこないような事態に遭遇することはあるかと思いますので、そういうときには、どうしても、言語化の限界というものはあるかとは思っています。

いずれにしても、自分史づくりに限らず、文章で自身の思いや考えを表現したいと思われたら、語彙を増やす努力はして、「あなたにしかない辞書」を充実したものになさることをおすすめします。私も含めて、それは長い道のりだとは思いますが、とても楽しい道でもあると思っています。

いざとなったら、出てこない

一方、昨日今日、例えば、誰かの講演で聞いた言葉とか、ネット検索で偶然知った言葉とか、新聞で読んだ言い回しなどで、「これはいいなあ、素晴らしいなあ」と思って、手書きでもスマホのメモ帳でも書いて残して、今度機会があれば使ってみようと思っても、なかなか簡単ではない、という現実はあります。

いわば、自身の体内に腹落ちした、自身の「獲得語」とならなければ、借り物の言葉のままだからです。

「あなたにしかない辞書」のどこかのページに一時的に張り付いている紙の伏せんのように、いわゆる「学習語」のままで、自身への粘着力は弱いので、知らない間に、はらりとはがれて、忘れてしまったり、とっさには出てこなくて使えなかったりするかもしれません。

特にプレッシャーやストレスがかかるような場面、いわゆる、頭が真っ白になるような緊急の場面では、いざとなったら、とっさにすぐには出てこない。仮に、何とか出てきたとしても、どうも、軽くて、薄くて、読み手に伝わる熱もなく、説得力も弱いのではないでしょうか。(※伏せんとは粘着力の弱い糊(のり)が裏面に薄く付いている、貼ってはがせる、小さな紙片のことです。)

そういうときには、普段、心の底から本当に信じて、絶えず心の中でも、外に対しても、繰り返し使っていて、ご自身で十分納得している言葉、つまり、あなたの「獲得語」である、「あなたにしかない辞書」にくっきりと刻まれたものしか、出てきません。

不思議ですが、私は何回も経験しました。皆さんは、いかがでしょうか。結局は、あなたにとってウソのない、あなたの信念・哲学・信条に基づいた言葉や言い回しだけが、「あなたにしかない辞書」に深く刻印されていくのだと思います。

まずは、あなたの「獲得語」で

だから、自分史づくりを進める場合、文章で表現したいという方には、過去の足跡をたどってみて、まずは、一番に思い浮かぶ単語、一番に思い浮かぶ映像、をキャッチしませんか、と申し上げています。

それら断片をきっかけにして、当時のことが徐々に鮮やかによみがえり、表現したいことがあふれてきたら、当面は、現時点での「あなたにしかない辞書」にある、あなたの手持ちの「獲得語」だけを使って、思うままに伸び伸びと短い文を書いてみませんか。誤字や脱字など気にせず、漢字が思い出せないなら、ひらがなでもカタカナでも構いません。正確な名前や年号が思い出せないなら、仮の印を付けてもよいですから。(それらは、いくらでも、後で調べて直せますので。)

そんな、いわば洗練されていない、できたてのホットな文章にこそ、あなたの気持ちや考えがありのまま表現されて、熱が確実に込められていて、よりリアルに、読み手に伝わるのではないでしょうか。

そして、そうした行為と並行して、できる範囲で自身の語彙を増やす努力はしていく、「あなたにしかない辞書」をさらに充実したものにしていく努力は、無理のない範囲で、続けていけばよろしいのではないでしょうか。

今はまだ、なじみのない「学習語」でも、いつの日か、あなたの「獲得語」となり、あなたの言葉として使える日が来ることを信じて。多少時間はかかるかと思いますが。

以上、皆さんは、いかがお感じでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ーーー

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2024.02.21

自分史づくり、挫折しない実践ポイント5

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。

せっかく始めようと思った自分史づくり、挫折しないためには 

(1)今すぐ始める
思い立ったら吉日、気力・体力・時間的ゆとりや少しの経済的ゆとりが
おありのうちに、とにかく始めましょう。善は急げ、です。

小さなことから、まず着手して、一部でも始めてみる。

原稿を2~3行でもよいから、書き始めてみる。
思い出の写真を1枚でも集め始めてみる。年表を1行でもよいから書いてみる。
家族、親族、お友達に、「あのころ、こうだったよねえ」と、思い出話をしてみる。
    
小さなことから、まずは始めてみませんか。
(2)締切をつくる
自分一人で孤独に進めることは大変です。

周囲に宣言して、かつ、自分でも〇月〇日までには、ここまで進める、と
締切をつくりましょう。そして、締切を守りましょう。

そうして進めていけると、具体的な成果は少しずつ積み重ねられていきます。
(3)予定に組み込む
自分史づくりに費やす時間を、生活の中で、
一つのブロック(かたまり)として、とらえて、
定期的に、強制的に予定(カレンダー)に組み込んで入れておく、書いておく。


歯医者さんなどの予約といった、緊急性があるものは、
いや応なく入れて(入れられて)、ご自身も無理して都合つけて、
その予約時間帯を空けて、約束を守って通院なさいますよね。
それと同じようにとらえる、ということです。
(4)家族、身内、友人からのひと言にめげない、適宜スルーする
あなたのご負担を考えて、「もう、やめたら、何をしているの」と、
近しい人から非難めいた言葉を投げかけられて、
自分史づくりの意欲、気持ちがひるむ、という方は、
残念ながら、おられます。
    
人それぞれ、近しい間柄の方でも、価値観は別です。
自分史以外にも、自己表現できるというものは、たくさんありますので。

ただ、あなたご自身は、自分史づくりを進めたいと思われている。
であれば、あまり人の言葉は気にせず、めげないこと、適宜スルーする。

そのまま、当初の意欲を維持して、進めていきましょう。
そんな熱心なあなたのお姿を見て
少しずつご理解いただけるのでは、と願っています。
    
できれば、近しい方が何をご心配くださっているのか、
静かな気持ちで、タイミングを見て尋ねてみて、
穏やかに話し合いができればよろしいですね。
 
やはり、身近な方に応援団になっていただくと、
自分史づくりの作業を進めるにあたって、とても心強いですから。
(5)自己再発見の機会ととらえる
「あっ、そうだったのか」「あれは、そういう意味だったのか」と、
自分の人生の棚卸しにつながる、自分史づくりを通して再発見が必ずあります。
 
自分史づくりは、苦しいことだけではありません。
最初に、自分史づくりに取り組んでみよう、と思った、
ご自身のワクワクした気持ちを思い起こしてください。

もちろん、ヒリヒリするような事柄に触れる場面もあるかもしれませんが、
そこにこそ、あえて振り返ることで、ご自身について再発見できたり、
知らず知らずに、長年胸に刺さっていたトゲが抜けて楽になったり、
胸の奥にあった、冷たい氷の塊(かたまり)がとけたりして、
すっきり、さっぱりして、笑顔になれたりするのではないでしょうか。
 
そういうお客様は、当方の少ない経験でも、実際に多くおられました。
    
もし、可能であれば、どうぞ、自己再発見の機会ととらえて、
そこをあと一歩、踏み込んでみませんか。

もちろん、まだ、かさぶたができていないようなお辛いことで、
書きたくないこと、表現したくないことは、触れなくても構いませんので。
    
以上、ご参考になれば幸いです。


同様のテーマで、お世話になりましたお客様にご協力いただき、ショート動画を作成しています。
また、お楽なタイミングで、そちらもご覧ください。
/jibunshi/advice/

 
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2024.01.23

「自分史講座」を受講する意義

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。

自分史づくりサポートの現場で出会うお客様には、二通りのパターン

自分史づくりサポートの現場で出会うお客様には、二通りのパターンがあります。

個別に自分史づくり原稿サポートのご要望をいただき、いわば一対一で出会うお客様と、
それとは別に、
「自分史講座」の場で、複数の受講生と講師として、いわば一対多(た)で出会うお客様と、
二通りのパターンです。

一対一で出会うお客様は、

・当方workfor ワークフォー ホームページなどを見てお問い合わせくださる場合
・友人・知人などの紹介からお声かけがある場合
・過去にお世話になりましたお客様から形を変えて、リピーターとして新たなご要望のご連絡がある場合

などがあり、心より感謝しています。



そして、こうした方々は、いろいろと悩まれて、
でも、思いきって自分史づくりを前に進めたい、
誰かに助言・サポートしてほしい、と思われていて、ある程度リサーチもされて、その結果、
「まずは、この人に問い合わせてみようか」と、勇気を出して、当方にご連絡くださるわけです。
誠にありがとうございます。
逆の場合を想像すれば、いかに行動力が必要なことか、理解できます。

自分史づくりのサポートは、
時には、お客様ご自身の内面やプライベート、ご家族関係などの深いところにも触れてしまうような、
デリケートな配慮を要するお仕事だ、と理解しています。
(それなりに年齢も経験も、ある程度は重ねている当方ではありますが、
いまだ未熟な点の多い身で、わざわざ当方にお声かけくださることの重みは、十分理解しており、
感謝しています。)

だから、そうした方々は、
自分史づくりについての意欲という点では、とても強いお気持ちがおありで、

こう進めようか、
いや、こういう方向がいいだろうか、
試しに一部メモ書きしているが、これでよいのだろうか、
資料もある程度整理しているが、これは使えるのだろうか、
こんなことまで書いてよいのか、

など、すでに自分史づくりに着手されていて、
一部ご準備をご自分なりに進められておられるため、お悩みなどはかなり具体的です。

ですから、
初段階の面会で、当方workfor ワークフォー のサポートとはどういったものか、
よくご理解いただき、また、当方もお問い合わせの背後にあるご要望を丁寧に伺い、といった過程を経て、
当方に、ある程度の信頼関係を持っていただければ、予算面のご相談も当然ありますが、
おかげさまで双方合意に至ったあとは、前に進むのみ、となります。

「さあ、ご一緒に、豊穣な自分史の海に共にダイブしましょう(飛び込みましょう)」
となるわけで、ワクワクする自分史づくりが本格的に始まります。ありがとうございます。

ーーーーー
一方、
一対多で出会う「自分史講座」のお客様
は、
講師である当方について、あまりご存知ではありません。
自分史づくりへの意欲という点でも、グラデーション(色の明暗・色調を徐々に変化させて表現すること)
のように、「自分史講座」受講を決めて、お申し込み・ご参加くださっているという点では同じですが、
実は、それぞれの状況やご要望は、お一人ずつ、違います。

自分史づくりについて、淡い意欲をお持ちの方から、
まあ、いつかは、と思って、まずは勉強しようと気軽に参加した、というような方まで、さまざまです。

ですから、その方たちが、月1回の連続「自分史講座」の場合ならば、
今回は有意義で受講して楽しかった、また次回も楽しみに参加したい、
自分史づくりに対して少し意欲が湧いてきた、となっていただければ、と思って、講師を務めています。

当方の「自分史講座」のお約束は、二つ

当方の「自分史講座」のお約束は、二つ。受講生の方々に必ずお守りいただくよう、お願いしています。

・互いに批判は避ける
・この場限り

時には、深いプライベートなお話が出ても、この場限り、また、ご自身の信条などと少し違うな、と
他の方の話を聞いて思われても、批判は避ける。この二つのお約束をお願いしています。

限られた講座時間内で、さまざまなバックボーンをお持ちの、
年齢も環境も違う受講生の方々が、十分理解し合えることは困難で、時間は限られています。
そこは、「そうなのですね」と一旦受けとめていただく程度にとどめていただき、批判は避ける。
また、教室のドアを出たら、外では口外しない、この場限りとする。

全ては、なるべく、受講生の皆さんが、

公平に自由に伸び伸びと発言・参加できる場としたいからです。


ある程度、大人としての節度と礼儀をもって参加いただき、
限界はあると思いますが、

そうした温かい信頼関係が、
講師と受講生の方々、また、受講生の方々同士で、できるように、
講師として配慮しています。


皆さんが、それぞれの人生の足跡を、尊重して、認めて、語り合える、そして、
自分史づくりという共通のゴールに向かって、励まし合う、
workfor ワークフォー 久本恵子が講師として運営する「自分史講座」は、
そのようにありたい
と思って、講師を務めています。

幸い、これまで、よき出会いを経験させていただき、心より感謝しています。

一人では、自分史づくりがなかなか進まない、という方

どうぞ、一人では、自分史づくりがなかなか進まない、という方は、
思いきって、他の受講生の方から、いろいろな学びや気づき、励ましをいただける、
自分史づくりの一助となる「自分史講座」を受講する意義をご理解いただき、
ご検討いただければ幸いです。

ただし、ひと言だけ、申し上げます。
自分史づくりの進度は、個々の受講生によって、かなり違います。

「自分史講座」ゆえに、一緒に受講されている、他の方のことが少し気になるかもしれませんが、
人は人、自分は自分、人それぞれ、です。

ご参考になさる点があるなら、取り入れさせていただいて構わないと思いますが、
決して人と比べて、「わたしは、少しも進んでいない」とか、思われる必要はございませんので、
ということも、最後に申し添えておきます。

ーーーーー

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2023.12.12

「自分史なんて」周りからの否定的な意見には

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。

ーーーーー
自分史作成サポートの現場で出会うお客様から、
自分史づくりに取り組もうとするにあたって、周りから否定的な意見を言われた、とお聞きする場合があります。
「このように考えてみられては、いかがでしょうか」と、ご助言しています。

「自分史なんて、そんなことはしなくてよい」、と言われたら

私は、自分史には、さまざまな表現のスタイルや取り組み方があり、
こうしなければいけない、という縛りは、できるだけ、少ない方がよい、
という考え方を支持しています。


もちろん、どなたかを傷つけることが目的の自分史や、恨みをぶつけるための自分史といったネガティブな動機のものや、
公序良俗に反するものと判断される自分史は、恐れ入りますが、ワークフォーとしては、お問い合わせやご要望があっても、
サポートはできませんので、お受けしておりません。そうした原則ルールのようなものは、設けさせていただいております。

ということで、ご本人様が、それぞれの「納得解」を見つけて、その方向に沿って、楽しく進めていただければよい、と思っています。

ただ、「自分史をつくろうと思っているんだ」とか、「今、自分史を書いている」と、周りのご家族や友人などに、ご本人様がついお話したら、
「自分史なんて、そんなことはしなくてよい」、と、否定的な意見を言われたことがある、ということを、時に聞きます。
せっかく、ウキウキワクワクした気持ちで始めているのに、やる気がそがれる、と。

また、逆に、「自分史を書くなら、こうでなきゃ。こういう風に進めなきゃいけない。こういうことを書いてはいけない」、とか、
その方の持論をいろいろと述べられて、あれこれ注意される、
そのため、自分でも混乱してしまい、どう進めていったらよいか、わからなくなる、ということも聞きます。
両方とも、残念なことですね。

自分史への他人からの意見は、あまり気にしない、スルーする、聞き流す

人様により、何に価値を見い出すかは違いますので、やむを得ないこととしても、
自分史づくりを始めてみたい、と思った、当のご本人様が納得できないなあと思われたなら、
他人(ご家族や友人も含めて)からのご意見は、あまり気にしない、スルーする、聞き流す、ということで、やり過ごすとよろしいのでは、と思います。

ご自身にとって参考になる、と思われることだけ、取り入れていけば、よろしいのではないでしょうか。
 
あなたが、世界でたったひとつしかない、あなた自身の「自分史」づくりを進めていこう、と思った熱いお気持ちが、
すべての出発点です。そこには、大きく深い意味があると思います。
そのことを、大切にしてくださいね、と、いつも、申し上げています。

それでも、ご家族や親しい友人の方には、できれば、温かくご理解いただきたいですね。
冷静になれる機会を見つけて、少しずつ、ご自身の自分史づくりへのお気持ちをお話してみて、また、一生懸命取り組むお姿を見てもらい、
いずれは、少しでもご理解いただけるようになれば、よろしいですね。
自分史づくりは、周囲の方々との、よきコミュニケーションのためのものでもありますから、
自分史づくりによって、よき関係性が損なわれることなどはないように、と願っています。

ーーーーー

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2023.11.30

自分史作成は、健康のみなもと

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

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自分史作成サポートの仕事を通して、おかげさまで、
「自分史に取り組んでみて、よかった」と、お客様から教えていただくことが多いです。
とてもありがたいことだと思っています。

ひと言でいえば、自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。

長年、取り組んでみたいと思っていたが、一人では進まない

自分史講座で出会う、受講くださるお客様の声で多いのは、自分史づくりに関心があって、試みてはみたが、途中で挫折したり、
一人では進まなかったり、というお困りごとのお声です。だから、その状況を解決したいと思われて、受講を決意されたそうです。
人は一人では弱いもの、自分史づくりに取り組もうと決心しても、過去のいろいろな出来事が一気に思い出されて、
どこから手をつけたらよいか、わからない、という方や、思い出したくない出来事が多く、辛い気持ちになるという方も、
おられるかもしれません。一人で作業するのは、孤独で進まない、というお声も。

そこで、自分史講座を受講して、講師のサポートを受けながら、
改めて自分の足跡を振り返ってみて、よいこと、誇りにできることもたくさんご経験なさっていることに気づき、
同じように自分史講座に通っているお仲間と励まし合いながら、原稿を書きためて準備を進められて、そんな人もおられますし、
話し言葉では言い表せないことを、表や文章にまとめて、過去を振り返ることができて、
こういう機会でもないと、振り返ることはなかった、自分でもよく頑張ってきたんだなと思える、という人もおられます。

自分史作成は、健康のみなもと

そのような段階に進まれると、一日家でボーっと過ごすということはなく、資料を整理したり、原稿を書いたり、
友人・知人や親族に連絡を取って、会いに行って確認したり、思い出深い現地を実際に訪ねてみたり、
忙しく、活力ある、意義深い日々を過ごすようになられます。
そして、「自分史作成は、健康のみなもとだなあ」と言ってくださる方もおられます。
とてもうれしいです。誠にありがとうございます。

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100人の方がおられれば、100通りの自分史があります。
皆さん、お一人おひとりが、個性と能力を伸び伸びと発揮されながら、それぞれの自分史に対する「納得解」を目指して、
楽しく自分史に取り組み、具体的に形にしていかれますよう、
自分史作成を通して、より自分のことをよく知り、今とこれからを意欲的に過ごされますよう、心から願って、
精一杯サポートさせていただいています。

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

2023.11.16

そもそも、自分史ってなあに?

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

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そもそも、自分史ってなあに? と思っておられる方に、お伝えしたいと思います。

ひと言でいえば、自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。

自分史作成の過程(プロセス)にこそ、意味がある

何より、自分史作成の過程(プロセス)にこそ、意味があると、私は考えています。
自分史って何だろう、どこから始めようか、と考えるところから、もう始まっていて、
自分史づくりを進めながら、改めて自分の足跡を振り返り、社会背景も理解しながら整理ができて、
普段は記憶の底に封印しているような、過去の自分や素(す)の自分に出会います。
それこそが、自分史づくりの醍醐味だと思っています。

また、成果物としては、文章だけでなく、ビジュアル(写真や絵、漫画)、音声・動画、
作品紹介(俳句、短歌、川柳、絵画、書、手芸作品、工芸品)など、多彩で自由です。

経験を積み年齢を重ねた高齢の人が、半生を文章の形で振り返り、分厚い自分史書籍を出版して残す、それが自分史、
という固定的なイメージをお持ちの方は、私が出会うお客様や自分史講座の受講生さんにもおられますが、
自分史は、それだけではありません。それに、何歳であっても、その人に歴史はあります。
例え10歳でも20歳でも、年齢を問わず、どの局面でも取り組めるものであり、作り方や表現方法は自由です。

自分史作成を通して、得られること

私は、一般社団法人自分史活用推進協議会の認定自分史活用アドバイザーです。
1975年(昭和50年)に、歴史学者の色川大吉さんが、戦前戦後の日本と自分の歩みを振り返って、
『ある昭和史 -自分史の試み』というご著書で、
「庶民こそ、自分の歴史を語るべきである」と述べました。その時初めて、普通の人の歴史、ということで、
「自分史」という言葉が使われるようになりました。(協議会サイトより一部引用 jibun-shi.org/)

100人の方がおられれば、100通りの自分史があります。
皆さん、お一人おひとりが、個性と能力を伸び伸びと発揮されながら、それぞれの自分史に対する「納得解」を目指して、
楽しく自分史に取り組み、具体的に形にしていかれますよう、
自分史作成を通して、より自分のことをよく知り、今とこれからを意欲的に過ごされますよう、心から願って、
精一杯サポートさせていただいています。

〇生きる力を見つけるための「自分史」
〇生きる力を引き出すための「自分史」

まさに、自分史に取り組むことで、そうしたご経験をなさった、とお話くださるお客様もおられて、心より感謝しています。
そんなお話も、これから少しずつお伝えしたいと思います。

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