自分史の書き方

workfor ワークフォーは、文章による表現を主としてお手伝いしていますが、
自分史とは、自分の歴史を表現したもの、作り方、表現方法は自由です。

100人の方がおられれば、100通りの自分史があります。

いずれは、
「わたし」の自分史から、「家族」の自分史、「みんな」の自分史、「地域」の自分史へ。

まずは、思いを形にする楽しさを。
あなただけの自分史づくりを、さあ、始めましょう。

どうぞ、一度、workfor ワークフォー 久本恵子 に
お気軽にご連絡、ご相談ください。お待ちしております。

自分史とは何か

自分史とは、自分の歴史を表現したもの、作り方、表現方法は自由です。

文章表現の場合

  1. 自分が生きてきた歴史(生涯あるいは半生の出来事)を文章化したもの
  2. 自分が生きてきた時代の記録
  3. 自分の家族、人間関係の歴史を文章化したもの
  4. 形式は自由、時系列方式(時間の経過に従う方式)でも出来事別でもよい、限られた期間や、特定のテーマに絞ったものでもよい
  5. エッセイ(随想)風でもよいし、手紙、年表、短歌や俳句、写真、家系図などを加えてもよい

workfor ワークフォーは、従来から存在していた自伝あるいは自叙伝が、何らかの意味で成功した個人の生涯の事業・業績を中心とした記録、立志伝であることに対して、「自分史」には、一般人が、自身のそれまでの生涯を書き綴ったものをいうことが多い(広辞苑第七版、2018.1.12第一刷、岩波書店発行の定義)、という解釈を支持しております。なお、他者により書かれたものとして、伝記とは、ある人物の一生の出来事を、年代順にしるしたもので、評伝とは、その人物に関する批評を交えて書かれた伝記(角川必携国語辞典、1998.12.21再版、角川書店発行の定義)、という解釈を支持しております。

自分史の意義

〇自分史を活用することのメリット

 自分史をまとめて
 自分の過去を棚卸しして見直してみることで、
 自分の現在の状況に対する理解を深め、
 将来へのヒントが得られます。

  • 生きてきた証を残せる
  • 自分をよく知ることができる
  • 生きがいが見つかる
  • 自信、自尊心が高まる
  • 自分のことをよく知ってもらえる
  • コミュニケーションを深められる
  • 脳を活性化できる
  • つくること自体の楽しさ

〇自分史は、作る結果と同時に、プロセス(過程)そのものに大きな意味があります。
〇過去を振り返ることで、今と、これからの生き方を考えるきっかけになります。
〇決算報告ではない、節目での中間報告です。

自分史の書き方

第1ステップ

材料出し

一番に思いつく単語、一番に思い浮かぶ映像、気楽に下書き

第2ステップ

設計図

目次づくり(構成、最初から最後まで、どう組み立てていくか)

第3ステップ

まとめる

材料を整理・分類しているうちに、設計図が組み立てられて、自分史としてまとめられるようになるか、
あるいは、設計図を組み立ててから、そこに材料を当てはめていきながら、まとめていくか、
第1ステップからか、第2ステップからか、あるいは、互いを行ったり来たりしながらか、
自身がしっくりする進め方を選んで、自分史づくりをする

1.一番に思いつく単語、一番に思い浮かぶ映像

心に思いつくままに、あなたの一番書きたいことを書き出してみましょう。
一番に思い浮かぶ映像も、重要な手がかりです。
濃いエピソード、淡いエピソード、いろいろな出来事が思い起こされることでしょう。
その中から、一番に思いつく単語(キーワード)を自由にどんどん書き出してみましょう。

2.気楽に下書き

一番に思いつく単語から、気楽に連想して、短い文を下書きしてみましょう。
最初から、文章として整えることを考えないでください。
誤字脱字は気にせず、漢字が思い浮かばなかったら、ひらながやカタカナのままでよろしい。
記憶があいまいなところは、そのままでも構いません。
句読点や段落なども気にせず、思いのままに、肩に力を入れ過ぎず、書き始めてみましょう。
最初から原稿用紙に書かなくても、メモ用紙で十分です。
後から手を加えればよいことは、後回しにしましょう。

3.目次

一番に思いつく単語を、一枚ずつふせんに書き出して、並び替えて全体を見てみましょう。
自然に、自分はどういったことを書き残したいのかが見えてきて、
それらが、いずれ、目次や小見出しになっていきます。
最初のうち、ぼんやりとしていても、ある程度下書き文章がたまってくると
全体が見えてくるようになることもあります。目次づくりは後で考えても構いません。

4.表題

自由です。最初から思いのある言葉を表題にしたいと決めている、
実際に書いているうちに浮かんでくる、複数の候補から絞り込んだり、組み合わせたい、
さまざまで構いません。副題も自由です。

5.年表

個人の人生の出来事を、年月日の順に正確に書き記した年表を書いてみましょう。
自分史の裏付けに必要です。
自分の人生といっても、記憶があいまいな時代や出来事があるはずです。
世の中の出来事も併せて書いてみると、はっきりしてくる場合があります。
ただ、記憶の濃い年、淡い年、いろいろ。何も書けない年は、そのままでよろしい。

6.思い出の一枚(写真)から

思い出の一枚(写真)から連想されることを書いてもよいでしょう。
写真から連想される、風景や音や匂いやあなたの気持ちは、あなたが下書きを書く助けになります。

7.「まえがき」

あなたは、なぜ、自分史を書いてみようと思ったのですか。
何のために自分史を書きたいのですか。一番に誰に読んでほしいのですか。
できあがった自分史を、一番に読んでほしい相手をイメージしてください。
誰のために、何のために書くのかをはっきりさせましょう。=「まえがき」を書いてみましょう。

(workfor ワークフォーは、あくまで、気楽に書き始めることをおすすめしますが、
実際に自分史を完成させるためには、確かにある程度の時間と根気が必要となります。
従って、「何のために書きたいのか、誰に読んでほしいのか」、ここがはっきりしていないと、
残念ながら、完成に至らず挫折する原因にもなります。あなたの、そもそもの思いを大切に。)

8.資料収集

日記・家計簿・手紙・アルバム・領収証など。
インターネット検索。新聞の縮刷版・年鑑・日本史・地域史など(図書館利用)。
同じ時に生きた人と、記憶を確かめ合う。足を使って、自分史の素材を集めてみる。

9.資料整理

ノート、ルーズリーフ、カードなどに、わかる範囲で
メモしながら分類・整理していく。

年表(個人の人生の出来事を年月日の順に正確に書き記したもの)、
家系図・親族一覧表(生没年月日、職業など)、
家屋敷の見取り図・生家周辺の見取り図など、
日記・家計簿・手紙・アルバム・領収証などを、分類整理。
写真はスキャンして保存するとよい。
(スキャナーで光学的に読み込み、デジタルデータ化する。)

10.文章化(清書):第3ステップ まとめる段階での注意点

(1)何から書くか

書きたいことから、一つずつ書いていく。
一度に大きな主題に取りかからない。
一つの出来事を原稿用紙数枚程度に書くとよい。

(2)どう書くのか

あなたの言葉で素直に書く。
まずは、場面や情景を説明してから、次に、あなたの心の動きを書くとよい。
日時・場所・自分の年齢・登場人物の名前と自分との関係をできるだけ正確に。
事実を調べて、確かめて、確かなこととあいまいなことを区別して。
わかりやすい日本語で、あなたにしか書けないことを、誰が読んでもわかる言葉で。
読み手の誤解、混乱、緊張を避ける。
事実に語らせる、感想は控えめに滑り込ませる。
身近な人に読んでもらったりして、意味が理解できないと指摘される点を直していく。           

以上

ご相談・お問い合わせ

自分史作成、他サービスに関するご質問、
気になる点はお気軽にご相談ください。

© 2012 - 2022 workfor inc.