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2005.05.25 workfor ワークフォー 代表 久本恵子

(workfor ワークフォー 旧ホームページ コラム 女性と仕事、2002年2月1日配信原稿より原文のまま引用。)


所信表明



 女性だって、「できるだけ、自分の夢に近いところで食べていく」。
これって幸せなことだと思いませんか。

 いわゆる男性企業社会で約17年間、会社人間としての生き方を経験してきました。(させていただきました。)
納期・品質・コストを追及し、目標達成に向けて邁進する世界は、それなりに有意義な知識・ノウハウ・経験を
私にたくさん与えてくれました。その点はとても感謝しています。

 しかし、私はてきぱきと上司・会社の言われるままに作業することが仕事だと錯覚していたので、係長職にしてもらい、
「じゃあ、あなたはどうしたいのか? お手並み拝見」と聞かれた時、あぜんとしてしまいました。「私には仕事に対する
目論見というものがない」「会社にとっても、私のような存在は迷惑だ」ということに気づいてしまったのです。

 
そして、いろいろ悩んだ結果、ありがちな病気、ストレス性十二指腸潰瘍になったことや、子どもたちの世話をして
くれる同居(隣居)の義父母の体調不良等もあり、「辞めよう」と決心し、思いきって1998年末に円満退職させて
いただきました。そんな私でも、やっぱり働くことは素晴らしいと今でも思っています。自分を十全に(フルに)出して
仕事をして、そのことが誰かのお役に立てて、お代(報酬)を頂戴し食べていける。こんな幸せなことはありません。

  ただ、残念ながら、私はこれまで、「自分を十全に出せる仕事って何だろう?」、「生涯、自分は何で
食べていくつもりなのか?」ということを、とことん真剣には考えてこなかったのだと思います。
(もちろん、面と向かって聞いてくれる人もほとんどいませんでした。) 女性だって、結婚や出産に関わりなく、
男性と同じようにずっと働き続けたい。できれば、M字型就労(結婚・出産・子育てで、20代後半〜30代前半の
女性の就業率が落ち込む傾向)のとおりには生きたくない、という漠然とした思いがあっただけでした。お陰様で、
女性が最もフルタイムで働きにくい時期に、私は子育てもしながら、義父母のサポート、夫との二人三脚もあって、
ずっと働き続けることができましたが、あまりの「長期的な目論見のなさ」に、途中で燃え尽きてしまったというわけです。
 
 いわば受身だったこれまでと違い、これからは、自分の持ち味を出しながら、かっこ悪くても、地味でもいいから、
自分と仕事の間にウソのない生き方をしたい。自分の暮らしやこころざしと分断されたような働き方でなく、
「暮らしとこころざしと経済」がミックスしたような、そんな働き方をしたい、種々の状況から三つの内どれか一つがひっこむ
時期が時にはあってもいいじゃないか、長い目で見て丸ごとトータルにまんべんなく生きたい、と切実に思いました。

  そして、私と似たような迷路に入ったり、落ち込んだり、苦しんでいる人が絶対いるはずだと確信を持ちました。
その人たちのために、そして、何よりこれからの私自身のために、「女性の職業能力開発に関する支援」をしていきたい、
何か具体的に自分から企てていきたい、風を起こしていきたい、と強く思ったことが、workfor ワークフォー を立ち上げ
育てていこう、と思ったきっかけです。

 
今後ともご支援・ご指導の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。      
                                                       以上 (久本 恵子)