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毎日新聞 朝刊(岡山版) 22面  

ふるさと賛美 おかやま百景 14
文 岡山県エッセイスト・クラブ  久本 恵子 「円通寺良寛堂」  
2011年2月24日(木)掲載

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ふるさと賛美 おかやま百景 14
「円通寺良寛堂」



 良寛(1758〜1831年)は、江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。俗名、山本栄蔵
または文孝。号は大愚。

 越後国(現在の新潟県三島郡出雲崎町)に生まれた。十八歳のとき出家。出家後、玉島(現在の岡山県
倉敷市玉島)の円通寺の国仙和尚に師事し、諸国をめぐる。1779年、十世国仙にともなわれて、良寛は円
通寺に入山した。大愚良寛は、以来二十年に近い歳月をこの寺で修行した。当寺の衆寮(現在の良寛堂)で
二、三十人の雲水たちと起居をともにして、厳しい修行を重ねた。衆寮は、円通寺へ修行に来た者たちが寝起
きする寮であった。数十人の若き修行者が常時いたとのことである。

 円通寺出身の絶世の高僧のゆかりをもって、今では良寛堂と呼ばれることになった。仏壇には釈迦像、良寛
像を安置している。

                                                         久本 恵子